看護師と養護教諭の相違点
看護師として活躍できる場所は数多くありますが、中でもあまり知られていないのが養護教諭です。
養護教諭とは、学業施設を主な仕事場とする働き方で、保険の先生という愛称で呼ばれるケースも少なくありません。
怪我や病気のケアという部分は病院で働く看護師と同じですが、この仕事ならではの役割もあります。
その一つが保健指導です。
養護教諭は教育者という立場でもあるので、手洗いうがいといった病気の予防や成長に伴う体の変化など保健分野について指導する役目を担っています。
仕事内容以外の面で看護師と異なる点は、福利厚生です。
勤務する場所柄、原則週末や祝日など、学校がない日が休日になります。
部活動がない小学校であれば、夏休みを始めとした長期休みの期間も仕事がありません。
日勤、夜勤のシフト勤務で休日も不規則になりがちな病院看護師と違って安定したサイクルで生活ができるのも、養護教諭の魅力です。
学校に通う生徒と同じタイミングで休むことができ、育児と仕事の両立がしやすい点もメリットです。
公立の教員は公務員に分類されるため、雇用の安定はもちろん、勤続年数の長さに比例して収入がアップするという特徴があります。
国家資格を保持している看護師も高収入が期待できますが、看護師の平均年収が500万円前後なのに対し、養護教諭の平均年収は600万円前後です。
待遇の良さから、看護師のキャリアアップとして養護教諭への転身を選択する人も少なくありません。